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'97年私の5枚
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サカテヨウスケ(ドードー舎)
「街」(Tー34001G)
チュンソフトが送るサウンドノベル第3弾。基本的に2DアニメのAVGが大好きな僕としては実写ってだけで食指が動かなかったんですが、やってみるとスゴいよコレ!ありがとうサターン。
渋谷を舞台に繰り広げられる、複雑にからみ合った8人の5日間。テキスト中。色のついた単語は説明を読むことができるんですが、この説明がまたマニアックかつコミカルだったりするので、本編そっちのけで夢中になること請け合いです。
そして別のキャラクターへのザッピング。このザッピング自体は他のゲームでも採用さ れていて、それほど珍しいものでもないんですが、例えば『探偵神宮寺三郎』シリーズの場合、ひとつのシナリオを別の人物の視点でも楽しめるというシステムなので、ザッピングというよりはむしろ『EVE』などの見られるマルチサイトに近いものです。このマルチサイトってやつ、「斬新だ」とか言われてましたが、文芸の世界では多視点による進行
というごく当たり前の表現方法なんだよなぁ。「プレイヤーは一人=視点はひとつ」が前提であったAVGの世界にその概念を持ち込んだ功績はたいしたものだし、好きな時に視点を切り替えられるというのはゲームならではのフィーチャーで、その点確かに「斬新」
なんですが、多視点のシナリオを「斬新だ」とか言ってるようなレビュアーは、マルチサ イト入門編をしてコバルト文庫の『なぎさボーイ』『多恵子ガール』(氷室冴子著)でも結構ですので、たまには本も読みましょう。
そこで『街』が単なるマルチサイトに陥っていないのは、「あいつがケーキを買ったせいでこいつが射殺された」といった、各キャラの行動が別のキャラに影響を及ぼすというシステムを巧みにザッピングと織り交ぜているからに他なりません。結果論的には一本道
ですが、どうしたってお互いにもつれ合うようにできている各キャラ別個のシナリオをそれぞれプレイする際の自由度の高さが、ただの「音付き小説」ではない「電子遊戯」として、『街』という作品を価値あるものにしています。ある面、文芸作品に近い方向性を持つ『街』ではありますが、メディアとの相性といった意味ではペーパーメディアには向かない作品でしょう。これ、一出版社に籍を置く身をしてはヒジョーに悔しい話です。もちろんかつての「ゲームブック」みたいに、選択肢で「ごはんを食べる→P163へ」なんでやりかたもできない訳じゃないけど、実際に作ってみたらアンタそりゃ分厚すぎますっ
て!ページをめくるだけでも一苦労ってんじゃ、とてもじゃないけどやってられません。 ピクチャー・クロスワードパズル(ピクロス)が、ペーパーメディアよりもゲームボーイ
と相性が良かったように、サウンドノベルもまた、小説の真似ごとでなく、ゲーム機を最良のプラットホームとした独自の表現形態として発展してくれることを願います。願いますが、そんなことより女の子が可愛くていいんですよ『街』は!「水曜日」を小悪魔っぽ
くていいカンジですが、僕的には倉科亜美ちゃん大好き。嫉妬してぬいぐるみをハサミでエグってるとこなんか最高です。あと男ですが篠田クンもいい表現するので好き。だから
早く『街2』を作ってください。そして俺を出演させてくれぇぇぇ!
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