映画「Becoming Led Zeppelin」雑感

レッド・ツェッペリンの初期の活動を追ったドキュメンタリー「Becoming Led Zeppelin」。
数年前に本作製作のニュースを読み、首を長くして待っておりました。
(実は…本作を先月の出張時に飛行機内で観始めたんだけれど、疲労困憊で寝落ちしてほぼほぼ内容を覚えていないのです。)
いざ。
さすがに今回は万全を期して参ります。
IMAX上映でプレミアムシートがある有楽町のTOHOシネマズ日比谷へ。
どでかいスクリーンと爆音で、集中してZEPを浴びるのです。
前半。
メンバーの生い立ちから、影響を受けたミュージシャン、ペイジとジョンジーのスタジオミュージシャン時代、パーシーとボンゾの不遇時代。
メンバーの珍しい映像や写真にワクワク。
そして名前だけしか知らなかったミュージシャンの映像と音が楽しくて勉強になります。
そして4人が出会ってバンドが転がり始めた初期の姿は、本当に仲が良くて楽しそうでたまらない気持ちになりました。
1stを自主レコーディングした時のエンジニアはグリン・ジョンズでした。言わずもがな彼は後期ビートルズのエンジニアも務めた人物です。
家に帰って、彼の自伝『Sound Man』を読み返しました。
旧知のペイジとジョンジーの新バンドのデビューに向けた録音を任され、その手応えと興奮にアセテート盤を「ロックンロールサーカス」時にミックに、そして別の機会にジョージ・ハリソンに興奮のもと渡しましたが、2人の反応は全くなかったといいます。(P138)
なんだかこれも象徴的に思いました。
さて。
本作で使われるライブ映像は、デンマーク、フランスのテレビ出演、「Communication Breakdown」の口パクプロモ、Super Show、Royal Albert Hallといったお馴染みのものがほぼほぼメインでした。
これらをあまり関係のないシーンでも、結構なんどもなんどもコスるのが少々気になりましたが、爆音で鳴らされる迫力といったらありませんでた。

初期のアメリカでのブレイクの象徴として取り上げられる、お馴染みSan FranciscoのFillmore Westのお話。これもおサイケな雰囲気にとてもとてもシビレました。
でも、このシーンでの映像はホントに当時のものだったのかな?
こんな風に、必ずしもメンバーのコメントと流れる映像の時期が厳密にリンクしているわけではないのが、でもそれは大した話ではないのかもしれません。
やはり、この時期のペイジの確信のもと、勢いでグイグイ突き進む初期ZEPの凄みには圧倒です。
本作は、メンバー4人の証言が平等に取り上げられ物語が進んでいきます。
ここでのボンゾの発言は、まさに初期ZEPの躍動の時期のものです。そして、当時のボンゾの発言に耳を傾ける時の3人の表情がまたまたたまらないのです。
あと。
字幕では詳細に歌詞の日本語訳も表示されるのですが、ブルースの引用の部分はさておき、オリジナルの歌詞の一部に「え? プラントさんは、こんな言葉をあの調子で叫んでたの?」と少々微笑ましくの感じるところがありました。これも楽しかった。
見どころ満載。発見たくさん。
是非是非ただただ圧倒されよ。
是非是非IMAXで爆音で劇場で本作を。
当然続編ありですよね…。





