映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」雑感
映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」
地引雄一さんが70年代後半から80年代の東京のインディーズシーンを追った「Street Kingdom」が原作。

私はもちろん、音源や地引さんの写真や本などでの後追いにてこの時代の音楽シーンに夢中になりました。
フリクション(この映画では軋轢)にのめり込んだのも、いぬん堂さんと知り合ったのも2000年に入ってから。
そして、脚本・宮藤官九郎、監督・田口トモロヲ…とくれば「アイデン&ティティ」コンビです。
人生で大切な漫画ベスト10を選べと言われれば、間違いなくランクインするであろうみうらじゅんの大好きな漫画を原作に、今回も主役の峯田和伸とヒロインに麻生久美子(この時初めて彼女を知ってすっかりヤラレテしまいました)を迎えとても楽しんだことを覚えています。
そんなわけで、今回はあまり『東京ロッカーズに関する映画』というこだわりはそこそこにして、あの時代の空気をどう面白く観せてもらえるだろうかという気持ちで臨みました。
うん、青春ロック物語。面白かった。
全編全く飽きずに夢中になって楽しめました。
S-KENスタジオ、新宿ロフト、京大西部講堂など地引さんの写真で観た写真の世界が再現され動き出すのにはゾクゾクします。ドラマの合間に当時の地引さんの写真や映像が挿入されると背筋がピンと伸びるような感覚。ここはこの映画のひとつの醍醐味ではないでしょうか。
そして、役者さんが演じるライブ映像で使われる音源は、本当のリザード、フリクション、スターリン、ゼルダなどのものというのもすごい仕掛けです。
ノンフィクションを原作にした、ドラマとリアルが交錯する興奮。
新鮮な面白さでした。
帰路、「なんで、S-KENスタジオのフリクションのギターはラピスさんみたいな動きしてたんだろう」なんてことを思ったら、そうかこの直後に恒松さんが入るのね。
で、東京ロッカーズのお勉強が止まらまくなってしまいました。

もう1回観に行こうかな。
とても良かったです。





