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フルタツ (サイケピンキーズ) f-psyche@ja2.so-net.ne.jp ■ノンジャンル 僕の音楽との付き合いは0歳から母親が聴かせたクラシックから始まります。僕のバンドのドラマーは自称「今まで女が切れたことがない」というヤツですが、僕は生まれてから音楽が切れたことがありません。そりゃまあ大学の一時期とかいろいろあって興味が薄れたとかは何度かありますが、結局戻ってきてしまいます。 今回の標題である「ロック」との出会いは10歳ぐらいだったかな。これが当時まだ「不良の音楽」と言われていたロックに急にシフトしちゃったもんだから、せっかくクラシックを聴かせてきた母親の嘆きようったらなかったですね。でも僕は昔から気に入れば何でもという体質だったから、ロック・クラシック・ジャズ・歌謡曲・ヒーロー主題歌・アニメ主題歌・ゲーム音楽などと今も好きなジャンルが固定しません。 つまり新聞とか電話の勧誘はすぐに追っ払うくせに、音楽に対してはいつでもOKのおっぴろげ状態、というワケです。だから何が好きかと聞かれるのはすっごく困るけど、とりあえず「ロック」と答えてしまい、いつも何か変だよなと思っています。 ■FMエアチェック その昔、子供の頃はレコード(今で言うアナログ盤)ってのは贅沢品であり、高級品でありました。お金持ちの家に生まれることができなかった僕は、アルバム1枚買うのに当時の小遣いでは数カ月も貯めなくてはいけなかったのです。レンタルレコードが普及するのはずっと後のこと。そんな子供がロックの音源を手に入れる有効な手段にFMのエアチェックというのがありました。そこそこクリアなステレオ音質が、録音用のカセットテープ代で得られるのです。僕はFM雑誌を購読し、番組表をまるでエロ本を熟読するかのように隅から隅まで見て音源を集めていきました。当時それで聴きまくったものは、現在に至るまでの自分に相当な影響を与えています。ロックの原点はこのFMエアチェックにあると言ってもいいでしょう、なんて言っちゃうと貧乏くさくてカッコ悪いけど。 ■アナログ盤とカセットテープ 初めてCDを聴いた時、その簡便性とクリアな音質にショックを受けました。しばらくはバンドの練習とかでCDはいい、いいとメンバーに触れ回って煙たがられていたことが思い出されます。 僕はアナログ盤がキライでした。あれをレコードプレーヤーに載せて針を落としてってのがとてつもなく面倒くさい。しかもすぐ傷やホコリがついてそれが雑音になってしまう。だから保管にも気を遣わなくちゃいけない。と僕にとっては負担を強いられることばかり。手がかかるのが楽しい人もいるでしょうが、自分はそうじゃない。だからその当時はレコード買ったらすぐにカセットテープに落として聴いてました。先のFMエアチェックにしてもそうだけど、たとえ音質が劣化しようともカセットテープが欠かせないものでした。 そんな経緯があるもんだから、CD出現は永年の呪縛から自分を解き放ってくれる、神の導きのようでありました。でも今あらためてレコードをながめてみると苦労して集めた時代が思い出されて、あんなにキライだったものもいとおしいような気がしてくるのです。 ■ダビング装置 2、3でお分かりのように、僕はカセットテープへの依存度が高かったために音源も分散しがちでした。だからいつもまとまったカテゴリーやアーティストで聴きたい、という欲求が自分を掻き立てていました。そう、ダビング編集作業の必然性です。そのインフラとして音をステレオダビングできるカセットデッキ2台とかっていうのが必要になるワケですね。さすがにデッキ2台ってのは予算的・場所的にも厳しいので、ある時は再生側がウォークマンだったりダブルラジカセだったりしたんですが、この設備は欠かせないものでした。今でこそパソコンのデジタル録音やCD-Rなどと便利なものがありますが、昔は音を複製すると言えばこんなものでした。しかしステレオである程度の音質で編集できるようになったあの頃は、とてつもない興奮を覚えていたものです。つくづく平和な時代だったな。 この傾向はその後映像方面へも受け継がれます。ビデオの普及によりロック映像も数多く観れるようになりましたが、ここでも僕はダビングにとり憑かれます。映像をダビングできるようになるのはサウンドよりもずっと後になってのことですが、それでも部屋にビデオデッキが2台置かれるのにさして時間はかかりませんでした。バンドのメンバーには今だに揶揄されるけど、これのおかげで自分らの映像も観れたんだぜ!自己研鑽にも一役買ったの否定できまいて。 というわけで著作権にうるさい団体とかには嫌がられるでしょうが、僕は常に「複製が作れる環境」にこだわってきました。 ■ロックな5枚 最後に「俺ロック史」を語るに欠かせない、僕の愛聴盤をご紹介します。
(99.8.26)
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