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2001.2..20. up |
野原巳香/絶対無 ■Elliott Smith /Figure8今年はなんといってもこれ。12月のライブも見てきました。すごくよかった〜。 ギター1本でのアコースティックライブ。曲順も決めずにほとんどリクエストで進めていったエリオットは素敵!なんだかライブの感想になっていますが、アルバムでの絶妙な音色やセンスある楽曲は文句のつけようがないです。軽快なピアノ、せつないアルペジオ…。あ〜、また聞きたくなってきた!!! ■Bjork / SelmaSongsお久しぶり、のBjork。映画をやってたんですね〜。映画より先に発売になったサントラが期待以上でうれしいです。今までのBjorkの作品の中で一番好き。 ミュージカル映画のサントラという制約の中でも、彼女はいきいき。内容としては全体的にシリアスで、壮大さの中で冴えわたるBjorkの感性溢れるVoは相変わらずの迫力。 周囲の音が自然とリズムになっていくあたりがミュージカル的かな。そしてこのアルバムに収められているトム・ヨークとのデュエットがまたいいのです。今まで聞いたことがないようなトムの抑えた歌声が、いつもと違った顔を見せてくれます。劇中では俳優さんが歌うらしいので、このデュエットが聞けるのはCDだけかも。公開が待ち遠しい…。 ■Kula Shaker / PEASANTS,PIGS&ASTRONAUTS 解散を知った2000年、ということでここに一枚あげます。それにしても残念。クリスピアンったら、今ごろインドで放浪しているとかいないとか…? 活動再開が待ち遠しいです。 このCDは今年もパワープレイでした。とくにテンションを上げたいときにこれを聞けば間違いなし。言葉を失うほど、全体のバランスがいい。インド音階がもう彼の中で昇華されているからか、世に蔓延しているインド調のようにぜんぜんわざとらしくも、いやらしくもないのです。 ■Sunny day service / 東京きっと、今世紀一番聞いたCDでしょう。ということであげておきたいアルバム。このアルバムが出てから5年くらい経ちますが、何回聞いても飽きません。サニーデイは今年も新しいアルバムを出したけど、あえてこのCDを「2000年私の5枚」に。アルバムを出すごとに、アレンジが凝ったものになっているのは、それはそれで素晴らしいのですが、私はこの「東京」のシンプルなアレンジに惹かれるのです。その中にちりばめられている、ツボをつくようなギターソロやメロディ。そしてなんといっても素敵な歌詞。この歌詞がわかる日本人でよかった…。 【総括】 年末に音楽について振り返る機会に出会えたことに感謝しています。こうやって思いおこしてみると、一年というわずかな時間では、心から愛すべき音楽に出会うのって難しい…。 でもそういう音楽に出会えると、長い間大切にしちゃうから、またそれが愛しいのです。きっとそれは親友みたいなものなのでしょうね。 上にあげたサニーデイのアレンジについて考えていたら、現代人は、「音を減らす」ことに不安を抱くような深層心理があるのかな、と思いました。 音楽にしても日常にしても「沈黙」って、恐れられるもののひとつのように語られていますよね。もしかしたらこれからの音楽は、間や空間をいかに大事にできるかがキーになってくるかもしれません。 ジョン・ケージが言った「沈黙の音楽」はこれからの時代こそ、その意味がわかりやすい形で現前し、彼の時代よりももっと受け入れやすいものとして、ろ過されていくんじゃないでしょうか。 そしてもうすぐ21世紀。何かが変わるかといえば、それはきっと目には見えないものなんだろうな。でも、そんな時代だからこそ、目に見えないものばかり信じたくなるのかしら?疑わしいこの世界はすべて虚構であってほしい、なんて。そしてその目に見えないもののひとつが音楽なのでしょう。 自分を見つめ直す、そんないい機会を与えてくれた世紀末。 そんな時代を迎えることのできる数少ない人の中に生きているのは本当にすごいことです。新しい世紀、どんな音楽に出会えるかしら。楽しみです。 みなさんが愛すべき音楽に出会えることを願って。 お疲れ20世紀。 (2000.12.24)
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