2001.2..20. up
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 (なし)
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 (フラ、元ブラン)
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 (Cheepnis Press)
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 (なし)
筒井淳
 (なし)
栗原徹
 (ブラン)
suhara
 (ギューンカセット)
筒Y
 (ジリツベッツ)
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 (Minor Records)
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 (シノワ)
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サカテヨウスケ / 無し
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■田中亜矢/sail
(EHE-026)

楽曲の良さは勿論ですけど、声を聴いているだけで気持ちがいいというのは、とんでもない事です。もちろん発声法など本人の努力もありましょうが、こればっかりは誰から影響を受けようはずもなく、また、誰にも真似する事のできない、天性の素質。
羨ましい限りです。

そして、なにより歌詞に驚きました。
頭でひねくり回したようなメタファーに陥らず、軽い、ごく簡単な「比喩」というより「例え話」に近い言葉を駆使しながらも、「思うこと」がストレートに伝わってくる。

それは実際の会話において、
 「そのままクチに出すのは…」
という場面で、ためらいの部分をボヤかして言葉に乗せるような、比喩ですらないような、ごく自然な言い換え。その場ではアッサリ聞き流してしまうような、選ばれた言葉でも、こうして歌詞として形にすれば自ずと一人歩きする。

こういう言葉の使い方、歌詞の作り方が出来る人こそ、本当の意味での詩人なんだなぁ、と。
イノトモさんやフリーボのナオちゃんも含めて、今年は女性の生み出す歌詞に驚かされた一年でもありました。

また、タッチが弱いながらも案外シャキシャキしてるギターのカッティングも心地良い。「サヨナラの砂」のイントロで、多少おぼつかないアルペジオがフェードインしてくるのも、各楽曲の歌詞に通底する「迷い」と「決意」を象徴するようで、おそらくは偶然の産物でありながら、たぶん本当にギターが上手かったりしたら決して現れなかったであろう、絶妙な数十秒。

このミニアルバムは、自室で録音したデモテープをそのまま使用した作品です。今回のCD化に際し、録り直すかどうかという話が持ち上がりながらも、結局オリジナルのまま世に出そうという経過を辿っています。その判断は正しかった。

晴れの日、雨の日、機嫌のいい日、気が塞いでいる日。それぞれの場面で、その時々の表情を写し出した、なんの加工もしていないスナップ写真の集合体。文字通りの「Album」。今は旅の途中なんだから、あの時、あの場所で撮った写真の表情が気に食わないからといって、元の場所に引き返してハイ、チーズなんて事はしない方がいい。いつの日か、その土地を再度訪問する機会があれば、その時に別の顔で別のスナップを撮ればいい。

実はかつて、彼女に依頼されて数曲を提供した事があります。その時はピアノ弾き語りのテープなどチョロチョロやり取りしてたんですが、結局僕の曲はなんだか没になっちゃって、「自分でも曲を作り始めました」なんて連絡を貰って以降、サッパリ音沙汰無し。どーなってんのかなー、と思ってたら、こんな事になっててタマゲました。現在、成り行きでベースのサポートなどやらせてもらってますが、お陰様でココ数年離れていたバンドの世界に興味が出てきました。感謝してます。



■映像 THE モーニング娘。
僕が唯一所有していたDVDソフト。弟からタダで貰ったDVDデッキを知り合いに8000円で売り付けた際、オマケとして付けてしまったので、現在は手元にありません。どうも僕にとって魅力的なソフトがまだ出ていないので、DVDは全然必要じゃないんだよなぁ。

どんな意味合いの戦略だか分かりませんが、いわゆるアイドル・グループとしては珍しく、プロモ・ビデオがあまり発売されなかった彼女達。今までテレビのOAをチマチマと集めるしか無かった全曲のプロモが、ビデオ一本、DVD一枚に纏められてるんですから、こいつぁ買わにゃあなるめぇ。で、買った。嬉しい。

元々僕はつんくの曲が好きで、実はシャ乱Qも普通に喜んで聴いたりしてましたが、彼の持つ王道歌謡曲のセンスが、女声を手に入れて一層魅力を増しました。つんく本人が唄ったら単なるパクリの誹りを免れないネオアコ風の「真夏の光線」も、出来のいい歌謡曲として受け入れられるし、とにかくみんな楽しそうにしてる映像を伴うと、どうしようもなく切ない。

もし高校時代にモーニング娘。と出会っていたら、おそらく道を誤っていたに違いない。これといって特定の誰かのファンというワケでもなく(強いて挙げれば保田圭)、単純に曲が好きだったり女の子が笑っているだけで嬉しいというのは、ちょっとマジでヤバんじゃねぇか、俺。きっとムキになって「俺は音楽として好きなんだよ!」とか言いながら、バンドではなくアイドル歌謡研究の道に進んでいたハズです。
危ねえ危ねえ。



■イノトモ/グレイプフルウツ
出遅れ気味なんですけど、春先にフリーボの対バンで観たのをきっかけに、ズルズルと全部買ってます。「サカテのクチからイノトモなんて言葉が出てくるとは」と笑われたりしましたが、気にしない。そんなに違和感あるんでしょうか、僕にイノトモは。自分の中では何らの違和感も感じられないんですけど。そうだよ、どこがオカシイんだよ。そもそも歌モノは大好きだし、女性ボーカル大好きだし、笑われるような話じゃないじゃん。こらあああ、俺を笑った奴は前へ出ろっ!!直ちに腕立て伏せ3000回!矢継ぎ早に匍匐前進2km!針の穴を通すような精度でゴールキック60本!一本の麺も一片のキャベツさえも無駄にする事無くカップ焼きそばの湯切り120個!しかる後、俺を笑った理由を、立て板に水のような勢いで述べよ!文字数は名刺の裏に書ける程度で!!!!

何はともあれ「愛のコロッケ」。なんて柔らかい歌詞を書く人なんだろう。なんて優しく唄う人なんだろう。ライブではいつでもニコニコしてるし、本当はいっぱい辛い事もあるはずなのに、どうして暖かくなれるんだろう。どうしたら、そんな風になれるのかな。

バックを務めるbenzoとの相性もバッチリ。僕は伊賀さんの弾くベースが大好きなので、それだけでも充分って感じです。ベースは「縁の下の力持ち」だって事が、最近ようやく分かって来たような気がする。まぁいいや。僕、パンクの人だし。



■SAKANA/BLIND MOON
(MLAL-0001)

昔々、初期のSAKANAを聴いた事があります。その時は全然ピンと来なかったのに、表題曲「BLIND MOON」を聴いて、いきなり好きになりました。弾き語りだけでも充分に通用しそうな曲に膨らみを与える、気配りの行き届いた西脇氏のギター。なんの不安材料も無く、二人だけで世界を構築できるというのは幸せな事。

もちろん実際には色々とあって、ライブも二人きりでは行わないんだろうけど、このアルバムに関してはサポート無しで完成されているように思えます。絡み合うギターの旋律から決して乖離する事のない強さを持つボーカル。編成がシンプルなだけに、細かい所まで聴き込む余裕を与えてくれて、ふと聴き直すたびに新しい発見が出来るというのも嬉しい。



■NEW ROTE'KA/Yes! NEW ROTE'KA
(TV-049〜050)

僕の知ってるニューロティカは「NEW ROTE'KA」にあらず「NEW ROTEeKA」だったりして、要するに古いアナログでしか持っていない音源を、デジタル資料として収集しておこうというつもりで買ったワケです。それどころじゃねぇよ!めちゃめちゃ聴きまくってます。バカで分かりやすい歌詞と、大騒ぎするだけのために作られたかのような曲。そりゃ歌うよ合唱するよ!

 「ワッショイ!!ワッショイ!!俺たちゃ祭りで騒ぐ脳天気坊主」(『シェリーは祭りが大好き』より)

そうか、日本人なら「Oi!」じゃなく「ワッショイ!」なんだな。無駄に感心。



【総括】
今年は久々にバンド活動を再開した事もあり、例年に比べて音楽寄りの一年間でした。いわゆる買い直しや聴き直しばかりじゃなくて、ちゃんと新譜も買ったし。
以下、ランク外の愛聴盤とか。

■THE 4-SKINS/THE BEST OF THE 4-SKINS
(SMM CD 520)
英国産Oiバンドのベスト盤。だって好きなんだもん。たぶん一年間で最もよく聴いたアルバムだけど、Oiネタは去年やったので。スカ・アプローチの曲でノリノリ。

■Michel Legrand/les parapluies de cherbourg
(PHCA-125)
説明不要の名盤サントラ『シェルブールの雨傘』。我ながら何を今更な一枚が、どうしたワケか数年ぶりに年間俺チャート急上昇。ホントに理由が分からないので、誰か教えてくんろ。聴いてると、イイ声でデュエットしたくなる。

■JACO PASTORIUS/BEST IMPROVISATION
(TFCK-87560)
数年前に聴き始めて以来、今さら誰にも言えずにコッソリ愛聴していたJACO。名盤「LIVE IN ITALY」等からのコンピで、後期(晩期)を聴くならこの一枚で充分なのではないかと。
WEATHER REPORT時代も含め、曲自体をあんまりカッコいいと思った事は無いんだけど、やっぱりどうかしてるよ、この人のベースは。

■PARLIAMENT/P.FUNK EARTH TOUR
(834 941-1)
周囲にファンクを聴く人が多かった時期に購入。JACO同様、なんだか恥ずかしくて誰にも言えずにコッソリ愛聴してました。低テンション続きだった2000年、随分とエネルギーをもらったような気がする。

■Luiz Bonfa & Maria Toledo/Braziliana
(VSCD-747)
2000年のボサノバ界は、CORTEXなど、サバービア系というかラウンジ系というか、フランス産のお洒落さん向け再発作品が多かった。それはそれで名盤揃いだったから嬉しい事この上ないんですけど、正当派ブラジリアン・ボサとして唯一購入した一枚を念のため挙げておきます。内容はあんまり期待にそぐわなかったけど、夫婦の掛け合いスキャットや口笛とか、なんとなくダラダラ流しっぱなしにしとくと気持ちいい。
ジャケも秀逸。

■LUNASEA/DESIRE
僕の人生を大きく狂わせた、恨みの一枚。2000年に聴いたシングルの中では、次点のプッチモニ「青春時代1・2・3」を大きく引き離し、ダントツでリピート数第一位を獲得。知人の結婚式二次会でコピーバンドをやるために、大枚180円をはたいて中古にて購入。本番は目も当てられない結果に。僕は様々な大事なモノを失いました。もう二度と聴きたくないし、そもそも部屋の中で紛失した。おおかたベッドの下にでも潜り込んで、埃まみれなんじゃねーのー。ひょっこり姿なんぞ現しやがったら、即座に叩き割ってやる。

こんな感じですか。あとはフリーボ『BLUE MOON』かなぁ。「月の庭」に驚いた。
「しりあいが、こんなきょくをかけちゃうなんて、なんかすごいなあ」なんてバカっぽい感想ですが、本当にタマゲたんですって。

恒例のゲーム関連は、ちょいとお休みを。とりあえずWin98版「BAROQUE SHOOTING」(STING)など。弾丸バラ撒き型の縦STGです。お値打ち価格1980円(税別)も嬉しい。

今年はいろいろ頑張ってみようかと。そろそろグウタラ生活から脱出したい。 (2001.1.8)

 

(C)TONSEI RECORDS