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2000.3..28 up
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下田温泉/insect taboo
今年買ったスグレモノ
■Taraf de Haidouks/Taraf de Haidouks(nonesuch 79554-2)
ルーマニアのロマ(ジプシー)の楽団がこれまでに発表した3枚のアルバムからの編集盤で、これがワールドワイドなデビュー盤ともいえる。日本盤も出たが、私はそれ以前に外盤で買った。以前の3作は、いずれも70分前後のウルトラヘビー級で、そのテンションの異常な高さもあいまって一気に聞くのが大変なので、コンパクトにまとまったこのCDはその意味でもおすすめ。コンパクトと言っても大事な曲はもらしていない。
内容は、ルーマニアの伝統に根ざした音楽、とでもいう他は無いか。ヴァイオリン、アコーディオン、ツィンバロム(打弦ツィター)、ときたまフルート、コントラバスなどでかの地の民謡的な楽曲(純粋な民謡とはまたちがう)をやるのだが、この張り詰めた緊張感はどうだ。70歳を超えるヴァイオリン弾き、Nicolae Neacsuが特にすごい。破調する一歩手前で不協和音と旋律の綱渡りを見せる7曲目のまがまがしいまでの演奏は、今までの人生最大の音楽的衝撃を私に与えた。残念ながら彼は98年のサードでは演奏者としてのクレジットは無く、アルバム冒頭にコラージュされた子どもとの会話で声が聞こえるのみである。ちなみに、「アーゴ民族音楽シリーズ23:ルーマニアの音楽」に収録されている60年代の音源で、ヴァイオリン奏者としてNetotu Nicolaeとクレジットされているのは若かりしころの彼ではないかと睨んでいるのだが、どうだろうか。
さて、ブラスバンド秩ESに盛り上がりを見せるロマの音楽だが、いろいろ買いました。ルーマニアのファンファーレ・チョカリーア、マケドニアのコチャニ・オーケスター、よく判らないマヌーシュ・ギター(ジャンゴみたいなやつ)のトリオ、中古LPでロシアのジプシーの歌とか。ロマじゃないがロマの音楽をやるブラッチの二枚組ライブもよかった。誰か一緒にああいうのやりませんか。
■里国隆(さとくにたか)/路傍の芸(JAB-10)
里は奄美島の出身、盲目の唄者。竪琴を弾きながら強烈なしゃがれ声で民謡や流行歌をうたう。このCDは1982年沖縄・那覇市の商店街で路上演奏しているところを偶然に捕らえた奇跡的なドキュメント。民謡?と敬遠するなかれ。もしあなたがブルース、特にカントリーブルースなどと呼ばれるものに対する嗜好があるなら里の唄は確実に心に届く。彼のCDはもう一枚オフノートから「あがれゆぬはる加那(on-10)」が出ている。
今年買ったへんなもの
■ラッパ 詳細不明
リサイクルショップでへんなラッパを二千円で入手。バルブやピストンのないホルンをまっすぐにのばしたようなやつ。全長130センチぐらい。おそらくトルコか、モロッコあたりのものだと思う。渋さしらズでも活躍中のユニオン店員古池君に吹いてもらったところ、倍音もきれいに出ている、立派な楽器だとのお墨付きをいただいた。ただいま練習中。
今年のイタダキもの
■浪花節の黄金時代 カセット15本
勤務先の社長からいただきました。SP音源のアナログ15枚組をカセットに落としたもの。社長は最近CD-Rを買ったので、アナログ盤はテープでなくCDに落とすようになり、今までのカセットが要らなくなったからとのことで。先代玉川勝太郎の天保水滸伝、一度だけラジオで聞いたことのあったヴァージョンはこれだったのかと大感激。勉強になります。
今年これから買うもの
小沢昭一による「日本の放浪芸」、ジョン・セバスチャンの新譜、この二つは今日買いに行くつもり。「日本の放浪芸」は全部は買えないな。
最近ブルースやアメリカのルーツミュージックを聞きだしました。今年買った掘り出し物「RCAブルースの古典」三枚組みアナログ・ボックスが二千円。別に珍しいものでもないけど、戦前ブルースのマストアイテムだし、二千円ならお買い得だとおもいませんか?
ずっとずっと探していた樹村みのりのA4サイズ豪華本もついに入手。こちらは六千円。ふざけるなといいたいプレミア価格だけど何の迷いもなく速攻でゲット。因業なり。しかし付録のポスターがない。まだまだ道は続く。(99.12.18)
(C)TONSEI
RECORDS
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